WORKS
Clasp-Former
2026
什器・機構設計: 森井裕史
什器製作: 丸本椋太
1891年、米国の発明家Whitcomb L. Judsonが現代のジッパーの原型になる「Clasp-Locker」の特許を出願した。靴紐を代替する素早い開閉機構としての提案であったが、Judsonは「やわらかいもの同士の継ぎ目であればどこでも」適用可能であるとしてその発明の可能性を野心的にアピールした―。 ものづくりの技術が発達した現代、私は3Dプリントによってジッパーの再発明を試みる。本作品は、計算された形状の歯を閉じていくことで布を立ち上げ、材料の硬さや重力などそこにある物理と協調して予期せぬ形態を生み出す装置である。



